eLTaxのPCdeskで税務申告してみた

 昨年の10月くらいだったか「給与所得の源泉徴収表等の法定調書の提出について」と題した書類が届いていて、1月末までに提出しなければならないものがあるとの事なので、夏休みの宿題のように追われて対応していました。
 ネットで調べていくと、どうやら「給与所得の源泉徴収票等の法定調書」は税務署へ提出し、殆ど同じ内容の「給与支払報告書」を市町村に提出しなければならない模様。
 で、さらに調べるとラッキーなことに今年から一括提出が出来るようになったようで、一括提出にはPCdeskというソフトが必要との事。PCdeskはeTaxの地方税版であるeLTaxのクライアントソフトという位置づけのようで、PCにインストールする必要があります。
 eLTaxの利用申請は既にやっていたので、eLTaxのサイトからダウンロードしてインストール後すんなり使用可能になり、住基カードを使って何とか国税と地方税双方に申告することが出来ました。

が、このソフト、筆者にとってはかなり使い勝手が悪く、インポートとエクスポートとしかボタンに書いてないので、ボタンを押すことで何が起きるのかわからず、誤って入力したデータを何回か消しました。。
 通信で法人データを取得することをファイルのダウンロード処理とメッセージに表示されるのも、メッセージとしてとても分かりずらい。。
 どうもこのソフトは税理士等代理人が複数の企業を担当するのを意識して作られているようなので、その道のプロフェッショナルが対象という事なんでしょう。筆者のような素人は、このソフトがターゲットとしているユーザーではないのかもしれません。でも、それって公的機関が作るべきソフトとしてどうなんでしょうか?それを使わなければならない素人にもわかってもらうような対処がなければ、それは従来の業務を簡素化するだけで、その業務をやっていた人達が代理人だとすれば、このソフトは代理人の業務簡素化を目的に作ったのか、それとも作ったソフトを受入れ評価する人達がそのような立場の人たちしか集まらなかったのか??
 ソフトウェアの評価を求める時はいろんなタイプのユーザーを入れて評価してもらう、それが難しければ、せめて画面のメッセージぐらいは、いろんなタイプのユーザーの存在をちゃんと意識して文章にしようと思う今日この頃です。