コンピューターは人がやりたがらない仕事をすればいい

 基本的に筆者の仕事の大半は、企業内で人手がかかるオフィス業務を自動化するためのプログラム作りと言っていいのかも知れません。オフィス業務といってもいろいろあって、バックオフィス業務の自動化であったり、システム運用作業の自動化だったり、要件はそれぞれ違いますが、どちらかというとシステム運用作業の自動化の方が簡単というか、結構ワンパターンなので、完全自動化はやりやすいです。逆に言うと、開発を経てシステム運用フェーズに至る前にちゃんと運用設計されていれば、運用をフォローしやすくする為の設計とか運用ツールとかがある程度用意されているので、それらに沿って運用作業を自動化するだけという事で簡単に感じるのかも知れません。早い話、コマンドを自動的に実行出来ればいいみたいな。逆にバックオフィス業務はそういう観点から構築されていないので、業務分析という整理をするフェーズが無いと何がベストか解りにくいですね。

 10年以上前の事ですが、某地銀の仕事をやってた時にその銀行の部長が、システムを導入するのは人を減らすのが目的ではなく、今居る人で今後増えていく業務量をこなしていく為にシステムを導入するんだというような事を言っていたのを今でも覚えています。システム開発の仕事をしていると、自分の仕事は誰かの仕事を奪っているのではないか?という風に感じた事もありましたが、その部長の言葉は、とても腑に落ちました。

 今の時代、AIとかで人の仕事が無くなるのでは?みたいな話題が多いですが、結局の所、その仕事はどこからどこまでが範囲で、何をしてよくて何をしてはならないといったルールを定義するのはAIではなく人です。そんなケースごとに決める必要が無い範囲では既にコンピューターやロボットで自動化されていると思います。その先を実現しているのは、逆説的にコンピューターの世界で出来る範囲だけがその仕事の範囲であると定義付けしたところだけでは?
 オフィス業務はイレギュラーなケースを考えると無限に近いパターンがありますが、90%程度はワンパターンかも知れません。でもそこから少しでも外れたことがあれば人にしかできないし、そこまでフォロー出来る仕組みを作る方が却って人を雇うよりコスト高になると思います。判断基準は変わっていきますし、昔の判断が今でも正しいと決めつけてたら間違いますよ(例えば、昔はタバコをどこでも吸って、どこでも灰を落としてるけど、それは今時であれば限られた場所でしか出来ないみたいな)

今の所、コンピューターが人の仕事を奪っているのは、人があまりやりたがらないルーチンワークが殆どです。大量生産をひたすら24時間続けるなんて誰もやりたがらないし出来ないですよね。いつか、AIだけで会社を経営する事が出来る時代になったら、その時は人の仕事が殆ど無くなるんだろうと思いますが、そんな時代は当面無いですよね?
 
 例えばタクシーの運転手も配達員もただクルマを運転している訳では無く、依頼を聞くとか、請求するとか、荷物を車に載せるとか、伝票を処理するとか、不在だったらどうする?とか、自動運転が実現しても、他の仕事範囲はまた別の話です。その先にあるであろう、経営自体をAIでってのは全く聞いたことがありません。経営をAIに任せようという時代が来た時点で、その先の時代はターミネーターだったりマトリックスのようなストーリーが本当になる可能性が出てくるんでしょうね。

JAX-RSでWeb画面にドラッグアンドドロップされたファイルを読み込む

テキストファイルをサーバへアップロードしたいという要件があり、Web画面からファイルをドラッグアンドドロップできるようにして、それをJAX-RSで処理する事にしてみました。

下記の参考にさせて頂き、それらを組合わせただけと言えばだけですが。。

Jersey(JAX-RS)でファイルアップロード
HTML5 の File API でドラッグ&ドロップする

まず、JAX-RSのルートパスを指定します

import javax.ws.rs.ApplicationPath;
import javax.ws.rs.core.Application;

@ApplicationPath("/api")
public class RestApplication extends Application {
//何も書く事はありません・・・
}

次にファイルを処理するJAX-RS部分を作ります

import java.io.BufferedReader;
import java.io.IOException;
import java.io.InputStream;
import java.io.InputStreamReader;
import java.util.stream.Stream;

import javax.enterprise.context.RequestScoped;
import javax.ws.rs.Consumes;
import javax.ws.rs.POST;
import javax.ws.rs.Path;
import javax.ws.rs.core.MediaType;
import javax.ws.rs.core.Response;

import com.sun.jersey.core.header.FormDataContentDisposition;
import com.sun.jersey.multipart.FormDataParam;

@RequestScoped
@Path("/upload")
public class FileUploader {
	
	@POST
	@Consumes(MediaType.MULTIPART_FORM_DATA)
	public Response post(@FormDataParam("file") InputStream fileStream,
					@FormDataParam("file") FormDataContentDisposition fileDisposition) {

		int statusCode = 200;
		String out = "";

		//テキストファイルの読み込み
		try (BufferedReader br = new BufferedReader(new InputStreamReader(fileStream))) {
			try(Stream<String> lines = br.lines()){
				//1行毎の処理は省略
			}
        } catch (IOException e) {
			statusCode = 400;
			out = e.getMessage();
		}
		return Response.status(statusCode).type("text/html;charset=Shift-JIS").
			entity(out).
			build();
	}
}

これでファイルアップローダーのJAX-RSパスは、{コンテンツルート}/api/uploadになりました。

続いてJavaScriptの部分(殆ど上記参考から持ってきただけです。。)

$(function() {
   var droppable = $("#droppable");

    // イベントをキャンセルするハンドラです.
    var cancelEvent = function(event) {
        event.preventDefault();
        event.stopPropagation();
        return false;
    }

    // dragenter, dragover イベントのデフォルト処理をキャンセルします.
    droppable.bind("dragenter", cancelEvent);
    droppable.bind("dragover", cancelEvent);

    // ドロップ時のイベントハンドラを設定します.
    var handleDroppedFile = function(event) {

	    var dropfile = event.originalEvent.dataTransfer.files[0];
	    
	    var formData = new FormData();
	    formData.append( 'file', dropfile );
	      
	    var hostUrl= 'api/upload';
	    $.ajax({
	       url: hostUrl,
	       method: 'post',
	       dataType: 'json',
	       data: formData,
	       processData: false,
	       contentType: false,
	       timeout:100000
	    }).done(function(data) {
        	alert( '正常に終了しました');
	    }).fail(function( jqXHR, textStatus, errorThrown ) {
	         alert( 'エラーが発生しました\n'+ jqXHR.responseText);
	    });
	
	    // デフォルトの処理をキャンセルします.
	    cancelEvent(event);
	    return false;
    }
    // ドロップ時のイベントハンドラを設定します.
    droppable.bind("drop", handleDroppedFile);
});

最後にHTML部分のドラッグアンドドロップ部分です。
ここにドロップされたファイルがJAX-RSの処理箇所のInputStream に繋がります。

<div class="droppable" id="droppable" style="border:gray solid 1em; width:100px; padding:2em;">アップロードするファイルはココにドロップしてください。</div>      

これでとりあえずはJAX-RSでファイル処理が出来ることが確認出来ました。

最後にPOM。

<dependency>
    <groupId>javax.ws.rs</groupId>
    <artifactId>javax.ws.rs-api</artifactId>
    <version>2.0.1</version>
</dependency>
<!-- https://mvnrepository.com/artifact/com.sun.jersey.contribs/jersey-multipart -->
<dependency>
    <groupId>com.sun.jersey.contribs</groupId>
    <artifactId>jersey-multipart</artifactId>
    <version>1.19.3</version>
</dependency>