SpringBootを2.0.1.RELEASEから2.6.6にバージョンアップしてみた

数年前に他で作られたものを引き継いで担当しているSpringBootアプリがあるのですが、dependency-checkを実行するとライブラリに多数の脆弱性がある事が判明。

対応の時間が取れそうなので、spring-boot-starterを対応開始時点最新だった2.6.4へ一気に上げてみる事にしました。今回対象のアプリではごく一部だけコード変更が必要でしたが、それを書き直して実行してみると、、起動に失敗しているようです。

下記にも出てましたが、メッセージの図が示している通り循環参照をしているようです。

該当箇所のコードを読み、そのままで問題無い事を確認した上でメッセージの通りにapplication.ymlに設定を追加します。

稼働確認をしていくと数か所の動作に問題がありましたが、基本的にはライブラリ間のバージョン不一致によるものだったので、使用ライブラリの依存を整理してバージョンを調整。

対応が殆ど終わったと思ったら、Springの脆弱性「Spring4Shell」が見つかり、実行環境的にはJava1.8なので影響は無いのですが、最新の2.6.6にして再度稼働確認し一段落。

カテゴリー: Spring Boot   作成者: bokusui パーマリンク

bokusui について

ソフトウェアハウスでのPG・SEから始まり、10年近く勤めた金融系企業の社内SEを数年前にやめ、フリーランス時代を経たのち法人成りしました。システム開発の全工程をこじんまりとやり続けています。