e-Taxを使って感じたこと

源泉徴収手続きの期限が迫ってきたので、e-Taxでやってみました。と、言っても仕事のタイミング的に昨年中は特に払うものは無いのですが、無いなら無いとしての手続きをしなくてはなりません。。
 ルート証明書をインストールし、Webから開始届出の手続きをすると、利用者識別番号が表示されるので、その番号でログインして利用者情報の登録をしたら、各種申告の入力をするだけです。筆者の場合は、特例の申請をしているので、「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)」で入力して終わりです。
 ちょっと違和感を覚えたのが、開始届出を画面から入力している時点で殆どの利用者の属性情報を入力しているはずなのに、またログイン後に利用者情報を入力しなければならないという事。2重入力しなければならない理由は何なのか、職業上いろいろ想像してしまいます。ま、殆どの場合システム構成とかデータ設計上の問題でそうなっているだけだと思いますが。。
 他にも、拡張子がdoだからStrutsを使っているっぽいとか、Javaアプレットを使う必要性ってホントにあるの?ブラウザはともかく、端末環境に依存することはやっちゃダメだよね、とか、画面デザインの野暮ったい感じは開発ベンダーに丸投げしたのでは?とか、画面上の文言表記だけでなくユーザー目線で設計された感じが全くしない、とか、既存の用紙や手続フローを置き換える以外のシステム化コンセプトを少しも考えなかったんだろうな、とか、そもそも肥大化・複雑化しすぎたスキームの再設計や膨大な種類の取扱用紙の再整理をせずに表面だけシステム化したところで解りやすくなることはない、など、いろいろ示唆に富んだシステムですね。
 イータ君ってイタキャラって事かな?

カテゴリー: 徒然草   作成者: bokusui パーマリンク

bokusui について

ソフトウェアハウスでのPG・SEから始まり、10年近く勤めた金融系企業の社内SEを数年前にやめ、フリーランス時代を経たのち法人成りしました。システム開発の全工程をこじんまりとやり続けています。