シン・ゴジラを見てきた

 昨日、シン・ゴジラを見てきました。映画館でゴジラを見るのは小学生の時以来なので約30年ぶりの事です。
 その時とシン・ゴジラの共通点が、初代ゴジラをモチーフにその時代に合わせて作られているという事なんですが、小学生当時の記憶はゴジラの悪役ヅラとか、でかいフナムシとか、スーパーXとかぐらいなんです。。でも、映画としてのクオリティはともかく、映像としては白黒の初代から見れば断然進歩していました。小学生の時に白黒のゴジラを見ても正直何がよいのかよくわからなかったのです。
 シン・ゴジラを見て感じるのは、映像だけでなく全てが進歩しているという事です。今という時代に与えられたリソースを最大限に駆使した結果、シン・ゴジラがこうなったというのが感じられます。
 筆者は基本的に、現在というものは過去からの進歩の上に成り立っていると考えるクチなので、シン・ゴジラは昔のゴジラより確実に進歩していると思いますが、それは過去を否定する事では無く、過去の延長線上にある現在が進歩しているんだから、結果的に過去は肯定すべきものになるのです。
 映画のようなコンテンツの一方で、例えば音楽や絵画といったものは別のベクトルなんだと思います。その違いは早い話、多数の人が関わった仕事かごく少数の仕事か、技術要素が強いかどうかなのかと。今の時代、技術要素といえば殆どがコンピューターと切り離せないものになってます。なので、筆者の偏った考え方は仕事柄かも?
 圧倒的な破壊シーンだけでなく印象に残ったのが、最後の「日本はスクラップ・アンド・ビルドでやってきたんだ」的な言葉でした。
 映画には元気をもらいましたが、アクアラインを通るたびに崩落シーンを思い出してしまいそうです。。