OTRSを試してみた

 ヘルプデスク業務で使えそうなオープンソースを探していたのですがOTRSがよさげでしたので、下記を参考にさせて頂き構築してみました。
日本OTRSユーザ会 インストールマニュアル

 インストールでちょっと面倒なのは、otrs.CheckModules.plで不足モジュールを確認しながらひたすらyumしていくとこですが、確認時の出力にyumコマンドを表示してくれるので簡単です。

 とりあえず、動く状態になったのでブラウザからアクセスし、DB設定等の初期設定後ログインできる状態になったので、管理画面をみて、ざっくりどんな機能があるかを確認します。

いや、結構な機能数ですね。。

 ざっくり言うと、メールと電話がインバウンドとなり、チケットを作成してヘルプデスク業務を行うという内容です。チケットの登録画面とかも含めて殆どメールでやり取りする感覚です。今回はメールの設定まではしなかったので確認してませんが、恐らく受信メールをキューから取得し、チケット管理するという感じと思われます。

 ちょっとよくわからないのが、顧客と顧客ユーザーの関係。基本的に顧客に対して顧客ユーザーを複数登録できますが、なぜここが分離されているんだろう?法人が顧客で、その担当者が顧客ユーザーという事でしょうか?その顧客ユーザーとのやり取りをチケットとして管理するという内容ですので、顧客ユーザーの管理を実業務にどうマッチさせるかがキモになりそうです。
 結局、この規模のシステムになると、実際に使うところの業務内容や体制等をちゃんとフィットアンドギャップしてみないと使えるものか、やっぱりすぐには解りませんね。。
 その前に、OTRSの機能を把握しなければなりませんが、システム設定値が1400項目あります。。Webサービスとかプロセス管理とか意味不明です。。細かい管理設定周りが完全に日本語表記になってないので、試す以上先に進むのはきついなあ。。

でも、新規にヘルプデスクを立ち上げるような時であれば、オープンソースだしSLA管理とかもあるので、かなり有力な候補にはなるかと思います。